車検 -Automobile Inspection
車検とは、車の安全性の確保と公害防止のために 「道路運送車両法」に定められた 「保安基準」に適合しているかどうかの検査です。
車検には、以下の3種類があります。
- 新規車検
- 新車の登録検査・一時的に廃車したクルマの再登録検査。
- 構造変更検査
- 改造等、クルマの構造を変更した場合の検査等。
- 継続検査
- 通常、私達が車検と言っている期限満了の更新検査。
車検が切れるとこんな目に...
- 重い罰則
- 車検切れのクルマを運転すると道路交通法の処罰の対象となり一発で免許停止90日です。 しかも免停の前歴などあったらもう大変!一発で免許停止になるほど重い処分が待っています。
- 余分な手間
- このままでは公道を走れない訳ですから、車検を受けに行くのにも運搬車や仮ナンバーが必要でとても面倒で費用も掛かります。
車検料ってどうなっているの?
- 車検時に必要な費用
- 税金等
- 自賠責保険料(強制保険)
- 重量税(国の税金)
- 印紙代(国の税金)
- 整備料金
各種税金等も車検料金なの?
違います。各種税金等は納税代行にすぎません。
車検時に請求させて頂く「自賠責保険料」「重量税」「印紙代」「リサイクル料」は車検時に納税義務のある税金等です。車検工場が代行して徴収しているにすぎません。
車検料は?
車検料は上記内訳内の「法定二四ヶ月点検料」「完成検査費用」「更新事務手続き費用」で、その他追加整備等が発生した場合はこれに「整備料・部品代等」が追加されます。
注:リサイクル料金が別途必要になる場合がございます。
車検ココがポイント!!
- ヘッドライト
- 光軸(ヘッドライトの照らす角度)が基準に合っていて、 ヘッドライトが暗くなければ純正品以外でも基本的にはOKです。 ただし、光の色は白色か淡黄色かの単色で統一されていなければなりません。 左右で色が異ならなければイエローバルブ等でもOKです。
- フェンダーミラー、ドアミラー等
- ミラー類は車外に突出しているため、歩行者や障害物に接触した際に 容易に倒れる構造でなくてはなりません。 純正品以外でも上記の条件を満たしていればOKです。 また、正規のものでも完全に固定したものは不合格となります。
- ハンドル
- 原則として、純正品以外でも直径が36cm以上あり、ホーンマークがついているものであればOK。
- タイヤ・ホイール
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純正品以外でも、タイヤ外径が同一であり、且つ、タイヤ幅がフェンダーミラーから、はみださない正規のものと変わらなければOKです。
また、アルミホイールの場合はホイールに 乗用車なら JWL、貨物車なら JWL-T の刻印があればOKです。タイヤの溝が異常に浅い(スリップサインが出ているもの)物は検査に通りません。
また、検査の合否に関係なく、雨の日の走行時は溝が浅いと大変危険です。減ってきたなと思う時は交換してください。大きな亀裂が生じている場合も同様です。
- サスペンション類
- 取り付け部の緩み、がた、損傷がないかどうか、 オイルショック本体からのオイル漏れがないか等をチェックします。 スプリング自体がへたり、がたつき等が出ている場合は不合格となります。
- プロペラシャフト・ドライブシャフト
- 縁石や道路上の障害物等で自動車の下廻りをこすった事があるなら要注意です。プロペラシャフト、ドライブシャフト共、損傷がヒドイ場合には走行不能になる事もあります。特に回転する部分ですので走行時の異音等に注意してください。
- ガタ・取り付け不良
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スアリングのロッドの取り付けにガタがあると不合格となります。ガタつきは乗車時にハンドルの遊びやガタつきとして体感できると思います。
ドライブシャフト、プロペラシャフトの各自在継手部にガタ等があると不合格となります。この部分に異常がある場合は異音がでますので、普段の走行時に分かると思います。
- 油漏れ
- エンジンオイル、ATオイル、トランスミッションオイル等にひどい漏れがある場合は不合格となります。多少のにじみ程度であれば問題ありませんが、駐車場から車を移動させた時に、地面にオイルのシミがある場合は要注意です。
- マフラー
- マフラーに穴や亀裂が発生し、排気ガスが漏れている場合は不合格となります。排気ガス漏れがある場合はエンジンの回転を上げていくと音が大きくなります。
- 余計なステッカーは?
- 原則として、フロントガラスには車検の有効期間を示すステッカー以外の物は貼らないでください。他のものはすべて不合格の対象となります。
- 破損・不灯火は?
- 正常に点灯しない物、球切れ等がある場合は、不合格となります。また、ウインカーやテールレンズ等が破損していて、電球そのものの白い原色が見えるものも不合格となります。ただし、多少のヒビならばOKです。
- 車高・車幅は?
- 車高・車幅とも基本的には車検証の記載と同一寸法でなければいけません。ただし、1996年8月の車両法規正緩和により、一部寸法の相違がある物でも検査に通る事もあります。
車検時に必要なもの
- 車検証(自動車検査証)
- 自賠責[強制]保険証(現在期間・継続期間)
- 自動車納税証明書(本年度分)
- みとめ印